平田 治 |
未だ結論に至っていません
以前、弓師の方から人間が引ける弓力の上限は八分五厘〜九分(厚さ30mm:80Kg近辺)ぐらいでは?と聞いています。これは均等射法の限界によるものなのか、現代人の体力なのか?今のところ不明です。 しかし、少なくとも河毛先生は一寸の弓でも苦もなく引かれていた記録が残っていますし、京都の三十三間堂に展示されている一寸三分(厚さ43mm)の弓など、現存する信じられないような厚さ(強さ)の弓も実際に使用されていたであろう事から、三角射法の限界ではないようにも思います。 確かに80Kgも100Kgもする強い弓を使っての論証がまだですので机上の空論に過ぎませんが、本編の実験をみる限りでは三角射法の方が強い弓が引けそうに思います。 私が弓力を上げていく過程で、均等射法での私の限界が80Kgに満たないうちに来るか、80Kgを越えてから来るかは不明ですが、目標として一寸(一貫流に史実として残っている目安)までは到達したいので、そのために射法の切替えが必須であれば、これも自然な事と考えています。(それでも到達できない可能性もありますが…) |